長期金利 2023 8 6

「長期金利は市場で決まる」
 本来、長期金利(10年国債)は、
株価のように市場で決まるものです。
だから経済の温度計のようなものだと言えます。
 しかし長期金利の動向は、
企業への貸出金利や住宅ローンに影響します。
そのため長期金利が低いほうが景気対策になるでしょう。
 ただし長期金利は市場で決まるものですので、
本来は、都合よく金利が低下しません。
 しかし中央銀行が大量に国債を買えば、
長期金利は低下します。
 これは景気刺激策になると同時に、
金融市場の通貨量を増やすことになります。
これは金融緩和政策と言われます。
 またデフレ対策になると言われています。
日本は長らくデフレで困っていました。
 ところが最近になって物価高となりました。
これは原材料価格の高騰が原因だと言われます。
 普通は、デフレが終わってインフレになったので、
低金利も金融緩和も不要となりますが、
今回のインフレが需要主導型のインフレではなく、
コスト高のインフレであるということです。
 このような場合、利上げは、
スタグフレーションを招く可能性があります。
つまり景気後退下の物価高です。






































































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